悲しみの " 桜のトンネル " [桜のトンネル]
桜前線は北上し、東北地方は今週末が満開の見ごろだと言う…。
福島県双葉群富岡町
この街中にある約2.5キロに渡る見事な桜並木は、「桜のトンネル」と呼ばれている。
桜のシーズンには地域の方だけでなく、県外からも多くの観光客が訪れ、
毎年延べ15万人の花見客で賑わう桜並木だったと言う…。
昨年の福島第一原発事故で、富岡町全域が警戒区域の中にあり、
今も立ち入りが制限された状態が続いている。
第一原発から約8キロにある富岡町の桜の名所、夜の森・桜のトンネルでは、
住民が目にすることが出来ない見事な桜が、今まさに見ごろを迎えている…。
人影もなく、全ての時間が止まってしまった街に動くものは、
白い防護服を着た関係者や報道陣、そして…
今年も誰に教えられたわけでもないのに、春の訪れとともに花を咲かせ、
吹きつける春の風とともに、花びらを舞い散らす桜並木。
もう10年位前、車で福島を旅した時にこの並木道をくぐり抜けている。
桜のシーズンではなかったものの、その見事な並木道は記憶に鮮明に残っていて
満開の季節は、さぞかしすごい風景なのだろうな…と妻と話したことも憶えている。

2010年 福島県富岡町
東京のJR中野駅前から哲学堂にまで続くバス通りにも、見事な桜が林立している。
今年も見事な花を咲かせ、桜のアーチが出来上がっていた。
中野バス通りもまさに、「 桜のトンネル 」。
一昨年リリースした家族をテーマとしたアルバム 『 宝物 』 の中に、
『 桜のトンネル 』 という楽曲が収録されている。
沢田聖子さんが小さい頃から親しんだ桜並木。
小さい頃はまだ細かった幹が、だんだん太くなり…
一緒に育った桜並木…
母と一緒に歩いた桜並木…
そんな " 桜のトンネル " の想いを綴った楽曲…。
暑い夏も寒い冬も 耐え忍んでは
恨み言ひとつ言わず 花を咲かす
人は弱い生き物だね 泣き言ばかりで
それでも おまえらしく生きて行きなさい
ファンの間では 「 桜のトンネル 」 が一種のブームにもなり、
今年は週末に満開を迎えたこともあり、訪れたファンも多いと聞く…。
見られるために花を咲かせるわけでもない…
訪れる人がいようといまいと、毎年同じように花を咲かせ、花を散らす…。
恨み言ひとつ言わず…。

2011年 東京都中野区
昨年の同時期、自らのブログに中野バス通りの桜のトンネルの写真をアップし、
東北への想いを綴った聖子さんの言葉が、どこかせつない…
東北も少しは暖かくなりましたか?
早く春が訪れますように
いつでも想っています。
未だ、春は訪れていない……
悲しみの 桜のトンネル…
福島県双葉群富岡町
この街中にある約2.5キロに渡る見事な桜並木は、「桜のトンネル」と呼ばれている。
桜のシーズンには地域の方だけでなく、県外からも多くの観光客が訪れ、
毎年延べ15万人の花見客で賑わう桜並木だったと言う…。
昨年の福島第一原発事故で、富岡町全域が警戒区域の中にあり、
今も立ち入りが制限された状態が続いている。
第一原発から約8キロにある富岡町の桜の名所、夜の森・桜のトンネルでは、
住民が目にすることが出来ない見事な桜が、今まさに見ごろを迎えている…。
人影もなく、全ての時間が止まってしまった街に動くものは、
白い防護服を着た関係者や報道陣、そして…
今年も誰に教えられたわけでもないのに、春の訪れとともに花を咲かせ、
吹きつける春の風とともに、花びらを舞い散らす桜並木。
もう10年位前、車で福島を旅した時にこの並木道をくぐり抜けている。
桜のシーズンではなかったものの、その見事な並木道は記憶に鮮明に残っていて
満開の季節は、さぞかしすごい風景なのだろうな…と妻と話したことも憶えている。

2010年 福島県富岡町
東京のJR中野駅前から哲学堂にまで続くバス通りにも、見事な桜が林立している。
今年も見事な花を咲かせ、桜のアーチが出来上がっていた。
中野バス通りもまさに、「 桜のトンネル 」。
一昨年リリースした家族をテーマとしたアルバム 『 宝物 』 の中に、
『 桜のトンネル 』 という楽曲が収録されている。
沢田聖子さんが小さい頃から親しんだ桜並木。
小さい頃はまだ細かった幹が、だんだん太くなり…
一緒に育った桜並木…
母と一緒に歩いた桜並木…
そんな " 桜のトンネル " の想いを綴った楽曲…。
暑い夏も寒い冬も 耐え忍んでは
恨み言ひとつ言わず 花を咲かす
人は弱い生き物だね 泣き言ばかりで
それでも おまえらしく生きて行きなさい
ファンの間では 「 桜のトンネル 」 が一種のブームにもなり、
今年は週末に満開を迎えたこともあり、訪れたファンも多いと聞く…。
見られるために花を咲かせるわけでもない…
訪れる人がいようといまいと、毎年同じように花を咲かせ、花を散らす…。
恨み言ひとつ言わず…。
2011年 東京都中野区
昨年の同時期、自らのブログに中野バス通りの桜のトンネルの写真をアップし、
東北への想いを綴った聖子さんの言葉が、どこかせつない…
東北も少しは暖かくなりましたか?
早く春が訪れますように
いつでも想っています。
未だ、春は訪れていない……
悲しみの 桜のトンネル…
桜のトンネル [桜のトンネル]
聖子さんの小さい頃からの遊び場だったという「哲学堂公園」は、
四季折々の自然に囲まれた閑静な住宅街の真ん中に位置する。
4人の哲学者を祀った「四聖堂」を建設したのが始まりというこの公園は、
中野区民の憩いの場として愛されている。
4月7日の哲学堂公園と中野通りは、ほぼ満開…。

この哲学堂公園から中野駅まで約2キロの「中野通り」は、都内有数の桜並木が立ち並び、
春には桜のアーチと桜吹雪に包まれる。
子どもの頃からこの道をバス通学し、この桜の木を見ながら育ち、
桜並木と一緒に大人になった想い出の詰まった道。

2010年にリリースしたオリジナルアルバム『宝物』に、この「中野通り」をモチーフとした
『桜のトンネル』という楽曲を収録し、桜並木と家族への想いを詩に込めた。

母と手をつなぎ歩いた 幼い想い出
あの頃は細かった 桜並木
哲学堂から駅まで 桜のトンネル
何度もくぐり抜けて 大人になった
暑い夏も寒い冬も 耐え忍んでは
恨み言ひとつ言わず 花を咲かす
人は弱い生き物だね 泣き言ばかりで
それでも おまえらしく生きて行きなさい

初めから大きな樹に
なれるはずなどないんだよ
躓きながらでも前へ 諦めずに
ハラハラと花びら舞い踊る 薄桃の空見上げ
心で " ありがとう… " って
小さくなった母に 呟く

昨日のブログで、実家に赴く途中の中野通りの風景がアップされ…
http://ameblo.jp/shoko-sawada/entry-10853660185.html
同じ風景を眺めながら、想いを馳せる…。
四季折々の自然に囲まれた閑静な住宅街の真ん中に位置する。
4人の哲学者を祀った「四聖堂」を建設したのが始まりというこの公園は、
中野区民の憩いの場として愛されている。
4月7日の哲学堂公園と中野通りは、ほぼ満開…。
この哲学堂公園から中野駅まで約2キロの「中野通り」は、都内有数の桜並木が立ち並び、
春には桜のアーチと桜吹雪に包まれる。
子どもの頃からこの道をバス通学し、この桜の木を見ながら育ち、
桜並木と一緒に大人になった想い出の詰まった道。
2010年にリリースしたオリジナルアルバム『宝物』に、この「中野通り」をモチーフとした
『桜のトンネル』という楽曲を収録し、桜並木と家族への想いを詩に込めた。
母と手をつなぎ歩いた 幼い想い出
あの頃は細かった 桜並木
哲学堂から駅まで 桜のトンネル
何度もくぐり抜けて 大人になった
暑い夏も寒い冬も 耐え忍んでは
恨み言ひとつ言わず 花を咲かす
人は弱い生き物だね 泣き言ばかりで
それでも おまえらしく生きて行きなさい
初めから大きな樹に
なれるはずなどないんだよ
躓きながらでも前へ 諦めずに
ハラハラと花びら舞い踊る 薄桃の空見上げ
心で " ありがとう… " って
小さくなった母に 呟く
昨日のブログで、実家に赴く途中の中野通りの風景がアップされ…
http://ameblo.jp/shoko-sawada/entry-10853660185.html
同じ風景を眺めながら、想いを馳せる…。