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近況 [SSW ~BLUE~]

5月から始まった全国ツアー。
元気に突っ走っている沢田聖子さん

6月22日の日曜日に、全国ツアー5本目の柏ライヴを終え…。

翌23日の月曜日は、世田谷区のコミュニティーラジオ
『 アフタヌーン・パラダイス 』 の4時間の公開生放送。

24日の火曜日は、東京での村下孝蔵追悼ライヴ。

そして昨晩は、USTREAMで月1回配信のレギュラー番組
『 沢田聖子と圭二郎の ショートケーキのヨル。 』

4日連続の出演に、疲れもたまるだろうな…
と思っていたら…。

何のことはない、自分が高熱で悲鳴を上げる始末。

先週末から " 寝冷え " により風邪気味だったにも関わらず、
柏ライヴ、公開生番組で4時間以上立ちっぱなしの観覧。
共に終了後に飲んだくれてしまい…

朝からの熱を押しての、追悼ライヴ…。

身体が悲鳴を上げないわけがない…。


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みなさまの所に訪れることもなかなか出来ず…

『 Singer Song Writer ~ BLUE ~ 』 レビュー vol,3も、
書きかけのまま、停滞。

レビューを含めて、書きたい題材が山積なのですが…。

今日ようやく微熱にまで下がり、完全復活まであとひと息。

が……

この週末は、名古屋・大阪遠征。


無茶をして、自分のやるべきことを疎かにはしないように、
姫に顔向けのできない真似だけは、しないように…。

逢いに行ったせいで仕事を休むことだけは、絶対にしない。



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『Singer Song Writer ~BLUE~』 レビュー vol.2 [SSW ~BLUE~]

『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』 レビュー vol.2

全15曲収録アルバムの、中盤の5曲。

   6. ボヘミアン
   7. 色褪せた海
   8. さよなら貴方
   9. 想い出のオルゴール
  10. 自問


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♪ ボヘミアン ♪

オリジナルは、1983年6枚目のアルバム 『 流れる季節の中で 』 収録。

沢田聖子・真の卒業アルバムとして君臨する名盤の中、
少女から大人の女性へと想いが移りゆく時代、
現実と夢のはざ間を行き来する楽曲が増えてきた時代。

短大を卒業し、プロのアーティストとしてもう戻ることのできない、
甘えの許されないアーティスト人生を歩き始めた聖子さん。
まわりの期待も注目度も、正に沸点にさしかかった時に生まれた
沢田聖子元気ソングのひとつでもある 『 ボヘミアン 』 。

自らが信じる道を歩き続ける…
という沢田聖子の基本スタンスを象徴する
その迷いを振り切るために、自らにも投げかけている楽曲。
同じ世代の若者と自らのアーティスト人生と照らし合わせ、
自分にしか出来ない何かをつかもうと…。

ファンからのリクエストもステージで唄う頻度も高く、
男性目線から見た楽曲であるため、ことさら人気が高い。

生まれ変わったアレンジは、
これまたどこかで聴いたことのありそうな、80年代サウンド。
当時、沢田聖子さんの後に女性シンガーソングライターが続々と現れ、
その彼女たちが唄っていた流行りのサウンドを思い出す…。
落ち着いた沢田聖子さんのヴォーカルが救い、と言っては酷か…。

個人的には…
人生の深みと重みを加えたアレンジを期待していた。
ただステージ向けとして最適な楽曲であるため、
アップテンポで仕上げることが必須だったことは仕方のないこと。
この楽曲を眉をひそめて唄う情景は、らしくない。

けれどもこの機会だからこそ、この楽曲こそもっと装いを代え、
違ったアプローチで仕上げてこそ、さらに輝いたのでは…
と個人的に…。


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♪ 色褪せた海 ♪

オリジナルは、12枚目のシングル 『 あなたからF.O. 』 の
C/Wとして収録され、アルバムには収録されていない。
ステージでも滅多に唄われることのない、幻の楽曲のひとつ。

シングルB面の自作楽曲には、隠れた名曲が多かったクラウン時代。
日本フォノグラムに移籍し、その方程式が崩れ始め、
シングルヒットを狙うA面の曲調がB面にも影響していた時代。

『 あなたからF.O. 』 のシングルカットが急きょ決まり、
やや急場しのぎの感もあった 『 色褪せた海 』 。
80年代特有のサビのコーラスアレンジが、どうにもこそばゆい。
本人も気に入っていなかったアレンジだったらしく、
積極的に唄うことはなかった、と語っている。

このアルバムのアレンジでは、
力強いギターとドラムのイントロから始まり、
ヴォーカルに入る間際のギターフレーズが印象的。

リフレインするサビの歌詞をどのように魅せるか…
が命綱と言っても良い楽曲。
オリジナルのフニャフニャ感を一掃するように、
ありったけの音を載せた感はあるものの、
荘厳なエンディングに向かう流れに
当時のアレンジへの憤懣やるかたなさが見てとれる。

再び琴線に触れる締めのギターが、心憎い。

オリジナルではさらっと聴き流していた楽曲を
力強くまとめあげ、聴き応えのある楽曲に仕上げた秀作。


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♪ さよなら貴方 ♪

1983年6枚目のオリジナルアルバム 『 流れる季節の中で 』 収録。

未発表曲として、アルバム収録前にステージで披露していた楽曲。
10代の淡い恋心と伝わらなかった想い、伝えられなかった想い。
移りゆく季節と想いを重ね合わせたピュアなラヴソング。

流れる季節の中での、青の時代の手前の、みどりの頃の想い。

まったくの創作、と言い訳のように公言する 『 さよなら貴方 』 。
けれどもファンなら、ここまで乙女チックな歌詞は創作…とわかる。
沢田聖子さんが乙女チックでもロマンチストでもないことは、昔から…。

現実に向き合った時のラヴソングは、もっと深い切り口を見せる。
そして、多くを語らない。

フォークの懐かしさを残しつつの、アコギのアルペジオ。
ストレートなヴォーカルが、直球の想いを届ける。

" 好きだった貴方 " を唄うラヴソングだけあって、
当時も今も、ファンの人気はほどほど。

もしこの詩が男性目線からのシチュエーションだったなら、
沢田聖子定番のラヴソングになっていたであろう…。

それくらい

その想いは、ピュア…。


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♪ 想い出のオルゴール ♪

1984年8枚目のオリジナルアルバム 『 風の予感 』 収録。

自作楽曲が2曲という、全てのフルアルバムの中で最小のアルバム。
次々に新譜がリリースされた、アルバムラッシュと呼ばれた時代。

このアルバムにも収録されたシングルの大ヒットをもくろみ、
レコード会社は、社運を賭けるほどの大セールスプロモーションを展開。
楽曲もイメージも、ステージスタイルをも変えようとしていた制作サイド。

ラジオのリクエスト番組等への組織票をレコード会社がファンに指示し、
そのあからさまなプロモーションに、ファンは辟易した。
ファンも巻き込んだ販売戦略は、ファンの心をつかみ損ね…
ファンの何たるかを知らず、ファンを甘く見たレコード会社の失策。

大ヒットどころか、" 惨敗" と言っていい結果に終わり…
ファンはぶつけ所のない怒りを手に残し…。
そして、多くのファンが離れた。

ファンも沢田聖子さんも、この時失ったものは、計り知れない。


そんなアルバム『風の予感』の中、唯一の救いとなった楽曲。

沢田聖子さんが、初めて " 人の死 " と向き合った楽曲。

そのエピソードはあまりにも有名で、言わずもがな。

他の誰も手を触れてはいけない。

ただ、その唄声と想いに耳を傾けるだけ。

見守るだけ。


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♪ 自 問 ♪

オリジナルは1983年7枚目のアルバム 『 ターニング・ポイント 』 収録。

リリース当時は、ステージではアップテンポの楽曲としての定番だった。
初めてフルの専属バックバンドがつき、全国ツアーにも同行した。
バンド名は「ヘルニーズ」だったり「沢田バンド」だったり、
些細なことにこだわらない性格が如実に表れていた。

専属のフルバンドをバックに華麗な衣装に身を包み…
その姿にみんなもろ手を挙げてはしゃいでいた時代。

今でこそ、この楽曲は当時の音楽活動への疑問や不満、
そして迷いを綴った楽曲であることは知られているが…
当時はもっと前向きな、ファンへのメッセージとして認知されていた。

夢を持ち続けて…
夢を捨ててはダメ…
私も走り続けるから、みんなも一緒に…
信じられるものがあるはずだから…と。

澱みにも似た、行く先の見えない暗闇へと誘うイントロ。
アレンジだけでなく、ところどころ音符も半音動かし、
誰に向けているのかもわからない悲痛な叫びが、
慕う者の思考力と言葉を奪う。
袋小路とわかっていながら、暗闇の奥底へ…。

" ファンのことなんて、何も考えていなかった… "

と残して、暗闇の奥に消えて行ったあの日。


ひたすらに追いかけていた

何も恐れていなかった、青の時代。

袋小路に気付いた時は、…

もう、自問することすら出来なく…。


大きく広がる空の青さが

とても眩しかったはずの…

青の時代。


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『Singer Song Writer ~BLUE~』 レビュー vol.1 [SSW ~BLUE~]

5月25日にリリースされた32枚目のオリジナルアルバム
『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』

セルフカバーアルバムの第2弾として、
昨年の 『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』 の後の時代、
1982年から1984年の自作楽曲をセルフカバー。

クラウンレコードからフォノグラムに移籍し、
シンガーソングライターとして次への飛躍を誰もが期待し、
大きく羽ばたく沢田聖子さんの姿を願っていた頃の楽曲たち。

全15曲収録アルバムの、前半の5曲。

『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』 レビュー vol.1

  1. 走って下さい
  2. 悲しむ程まだ人生は知らない
  3. 蒼い風景
  4. 青春エピローグ
  5. あなたからF.O.


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♪ 走って下さい ♪

今回のアルバムの最大の目玉と注目された、
" 沢田聖子元気ソング " の代表選手。

オリジナルは、1982年4枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 収録。
30年以上に亘る、たくさんのファンの想いが詰まったこの楽曲のアレンジ、
並々ならぬプレッシャーがあったことは、想像に難くない。

アルバムの1曲目、オリジナルの頭サビの涼やかなアカペラは、
腰を下ろしてスタートの号砲を待つ緊張感にも似ている。
そして息つく間も与えずに、一気に走り出す。

新たなアレンジは、オリジナルの疾走感、透明感がやや失われ、
コーラスにしても乾いた音が気になり、物足りなさは否めない。
キーボードの小気味よいテンポが印象的だったオリジナルに対し
ギター、リズム楽器、シンセ等、いろんな音が重なりあってしまい、
ストレートなインパクトにやや欠ける。

音が多すぎの感があり、サビのコーラスも耳障り寸前。
音が喧嘩をしている…
という使い古された表現が出てきそうなほど…。

間奏のギターソロは、オリジナルの完成度が高すぎて
やはり超えられなかったか…と。

たくさんの想いを積み重ね、ファンと一緒に走り続けてきた楽曲。
それぞれの想いを計り知ることは不可能で、正解はないのかもしれない。

どんなに時間をかけて、どんなに秀逸なアレンジに仕上げても、
オリジナルを超えることは絶対に不可能な 『 走って下さい 』。

音符やコード、楽器ではなく、想いが形になった楽曲だから…。

これからも、沢田聖子の元気ソングの代表選手で。


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♪ 悲しむ程まだ人生は知らない ♪

オリジナルは、1983年7枚目のアルバム 『 ターニング・ポイント 』 収録。
日本フォノグラムへの電撃移籍が決まり、その第一弾のアルバム。
沢田聖子さん本人はこの楽曲をアルバムタイトルに、と切望したが、
レコード会社のプロモーション事情から、叶うことはなかった。

新たなアレンジの 『 悲しむ程まだ人生は知らない 』 は
このアルバムを象徴するような、鉄板の7~80年代邦楽サウンド。

シンセとギターがおしゃれに主メロを奏で、
管楽器とストリングスがダンス踊るように絡みあい、
ウィンドチャイムがさわやかな風を吹き流す…。

聴き飽きるほど聴いた、バブル時代のサウンド。

どこかで聴いたことのある、やさしさに包まれたアレンジが、
どこか空々しく響くのは気のせいか…。

サビのコーラスアレンジは見事で、とても聴き心地が良い。
これが新曲なら、何も言うことはない。

けれどもこの楽曲は…

あの頃、当時の流行りのサウンドだけにとらわれず、
どこか懐かしいフォークの香りを漂わせていた沢田聖子の楽曲。

あの音に惹かれた当時のファンにとって…
今さら、あの時代の流行りのアレンジで聴きたくはない…
と思うのは、わがままか…。

良い仕上がりであることは間違いないものの…
こんなに軽やかに、さらっと唄われると
あの時の想いをどうしたらいいのか…

今も手に残っているあの頃の想いを…
どうしたら良いのか…
どこにしまえば良いのか…。

あまりにきれいに仕上がり過ぎて、
あの武骨なオリジナルが懐かしくなる…。

30年前を振り返って…
あの頃は…とは決して思わないけれど…

あの頃の淡い恋心、悔し涙、後悔…
時には振り返ることも…と語ってくれたあの日。

青春の1ページはまだ終わらない…

悲しむ程まだ人生は知らない。


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♪ 蒼い風景 ♪

オリジナルは、1983年6枚目のオリジナルアルバム
『 流れる季節の中で 』 収録。

旧クラウン時代最後のアルバムは、前作の 『 卒業 』 のヒットもあり、
リリース前から大きな期待と注目を一身に集めていたものの、
すでに水面下で流れていた移籍騒動に巻き込まれ
正当な評価を得られないまま、新天地へと話題が移ってしまった…
悲運の名盤。

アーティストとしても一人の女性としても、
沢田聖子さんの大きく成長した姿を魅せてくれた1枚。
全体のストーリー性も秀逸で、楽曲の配置に思わず唸るほど…。
ゆったり流れる大河を思わせる、スケール感あふれる1枚。

オリジナルアルバムでも3曲目に収録された 『 蒼い風景 』 。
当時からあまり陽の目を見ることのなかった、地味な楽曲。

初めて赤裸々な想いを綴った衝撃のラヴソング…
と水面下で噂され、ファンも手を触れられずにいた楽曲。

ウェーブするシンセと力強いドラムの響きが、
その胸の内を如実に映し出しているかのよう…。

新たなアレンジは、
その想いを継承するようなギターストロークとドラムス。
吐息にも似たヴォーカル、サビの透明感あるコーラスアレンジ、
間奏のギターソロからツインへの流れ…
そして、エンディング。

まるで設計されたような、計算しつくされたような流れ。
手法は変わっても、当時と何も変わっていない想い。

あの時、止まった時間。
終わりを告げた想い。

完成度の高いサウンドの裏に潜む、
乱れんばかりの蒼い風景が…

再び。


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♪ 青春エピローグ ♪

オリジナルは、1982年4枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 収録。

リリース当時から、ファンの人気も評価も高いラヴソング。
リクエストも多くライヴで唄う頻度も高い、
沢田聖子ラヴソングのスタンダードナンバーのひとつ。

当初のタイトルは、自らがつけた 『 早春賦 』 だったが、
やや地味な感が否めなかったためか変更を余儀なくされた。
ところがレコーディングに入ってもタイトルが決まらず、
挙句の果てレコーディング・ディレクターがつけたタイトル。

まだ本当の恋も知らなかった時代…
と前作 『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』 で語っていた想いが
まだこの時代でも脈々と息づいている、緑が残る時代。
緑から青の時代への過渡期。

イントロのギターの鳴きが、強烈なインパクトのオリジナル。
このイントロにすべての想いが集約されている、
と言っても過言ではないほどの、せつないギターの鳴き。
このイントロだけで涙溢れる…
手を触れてはいけない禁断のイントロ。

小節ごとに挟んでくるピアノの音色も絶妙。
間奏のギターソロからエンディングへの流れも鳥肌もの。
大サビのヴォーカルに胸が張り裂けたファンは、数知れず…。
まさに、思春期の沢田聖子失恋ソングの最高峰。

新たなアレンジは、
ピアノとアコギ、ストリングスのスローな導入部。
落ち着いたかすれ気味のヴォーカルは、
当時の昂る想いを、敢えて抑えるように…。

まだ本当の想いを知らなかった時代から、
今は、あの頃の想いをなぞる時代へ。
もともとのタイトル 『 早春賦 』 が、ふと…。

大サビへの流れは、オリジナルの余韻を残しつつ…
抑える胸の高鳴りを、後押しするように。

けれども、ギターもヴォーカルも
あの頃の鳴きは…
ない。

大人の失恋ソングに装いを代えた

今だから唄える…

『 早春賦 』


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♪ あなたからF.O. ♪

シングルヒットを求められていた沢田聖子さんが、
キャッチーなメロディを意識したと公言する1曲。

オリジナルは、1984年9枚目のアルバム 『 INGENUE 』 収録。
その5か月後、12枚目のシングルとしてシングルカット。

夏のスペシャルミニアルバムとしてリリースされた 『 INGENUE 』。
沢田聖子さんがこのアルバムのために書き下ろした楽曲は、
レコード会社が描いていた構想と折り合わず、すべて差し替えとなった。

フォノグラム時代最高の名曲、とまで評価された 『 あなたからF.O. 』。
アルバム収録時の 『 あなたからF.O. 』 は、イントロダクションの
『 アンジェーヌのテーマ 』 からクロスフェードし、
エンディングはフェードアウトではない、粋なアレンジ。

ファンの想いからすれば、シングル盤の 『 あなたからF.O. 』 ではなく
アルバム収録の 『 あなたからF.O. 』 がこの楽曲の始まり。

新たなアレンジでは、このアルバムを象徴するギターサウンドが前面に。
イントロから、オリジナルのイメージを払しょくさせるようなエレキギター。
多くのファンが違和感を持ったはずのイントロ。

透明感あふれるソロヴォーカルが沢田聖子の魅力のひとつであり、
この楽曲も、オリジナルの伸びのあるヴォーカルは絶品。

その透明感をかき消すように、頭サビからコーラスの嵐。
あえてあの頃の想いを打ち消すように。
ファンが抱いたあの頃の想いまで…。

沢田聖子さんにとっては、ヒットを意識して作った1曲。
フォノグラム時代を代表する名曲と謳われながら、
その結果と過程には、決して納得していなかった聖子さん。

ヒット曲とは…

売れたいけど、売れるとはどういうことなのか…
ヒット曲を作りたいが、ヒット曲とは何か…
ヒット曲・売れる曲が、良い作品なのか…

沢田聖子さんが迷宮の入り口に差し掛かった…
苦悩の時代に入った沢田聖子さんの…
青の時代を象徴する 『 あなたからF.O. 』

後年、

何も語らず…

F.O.


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【 編集後記 】

前半の5曲から難しい楽曲が並び、
この時代は簡単には書けない…と痛感。
この5曲を仕上げるだけで疲労困憊。

やや辛口になってしまったかもしれませんが…
沢田聖子さんのダメなところも好きになったように、
納得のいかない、好みではない楽曲にも正直に向き合う…。
沢田聖子なら何でも良い、というファンにはなりたくなく…
そんなスタンスで正直に綴っています。

音楽の好みは、人それぞれ。
創った方々も、ファンの色々な感想を心待ちにしているはず。
「 ぜんぶ良い 」 では、張り合いがないはず。

自分の想いを正直に伝えてこそのファンです。

次回は、中盤の5曲。
これまた難問の楽曲が目白押し…。



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夜空の星 [SSW ~BLUE~]

   

        小さな星の



        小さな光が…



        ささやかな幸せを



        うたってる。



        今日も。







        名もない星が



        ささやかな幸せを…



        祈ってる。




        今日も…。




無題11.png     


 

        ささやかで



        小さな幸せを



        小さな夢を



        みんなで一緒に追いかけた時代。










        名もない星が…



        小さいけれども



        夜の空に瞬く星に…




        ささやかな幸せを



        祈ってる。



        今夜も。



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奈良へ [SSW ~BLUE~]

横浜、東京を終えた全国ツアー。

今週末の3日目は奈良、翌日の4日目は京都。

このツアー初の遠征。

遠征先での観光は、楽しみの一つ。

日常の喧噪と仕事から解放され、

忘れていたものを思い出させてくれる貴重な時間。


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新しいギタリストさんを迎えた新編成での、初の遠征。

すでに前乗りしている御一行。

車中、どんな話題に華を咲かせていたのか。




当日、各地からその場所を目指して集まる様を

空から見ているような気持ちになる旅の道中。


その一点を目指して…

その想いを目指して。






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