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名古屋へ [Forever Live]

6月24日

シンガーソングライター村下孝蔵氏のご命日。

1999年に病で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。

享年46歳。


90年代に弾き語りのジョイントライヴのツアーで地方都市を回り、

沢田聖子さんがギターを弾くきっかけにもなった村下孝蔵氏。


6月24日の命日には、村下孝蔵の名曲を唄う

『 Forever Live 』 と銘打った追悼ライヴを毎年開催している。

この週末は、名古屋・大阪にて。


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ジョイントでのエピソード等、想い出をMCで語る。

ベンチャーズと加山雄三が大好きだった…

肉が大好きで、朝からミックスフライを食べていた…

ギターが大好きで、少年のまま大人になったような人だった…。


懐かしそうに、遠くを見つめるように…語る。

けれどもこれ以上、村下さんの想い出は増えない…とも。


お亡くなりになって、ギターを本格的に手にするようになり、

今ではライヴの楽曲の7割近くが、ギターによるもの。

プロとしてステージで弾けるようになるまでには、

納得行くまでには、どれほどの練習を重ねて来たことか…。




ステージ中央で

遠くを見つめる瞳…

その瞳の先…。




今日も…

重い足取りで…

名古屋へ。






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近況 [SSW ~BLUE~]

5月から始まった全国ツアー。
元気に突っ走っている沢田聖子さん

6月22日の日曜日に、全国ツアー5本目の柏ライヴを終え…。

翌23日の月曜日は、世田谷区のコミュニティーラジオ
『 アフタヌーン・パラダイス 』 の4時間の公開生放送。

24日の火曜日は、東京での村下孝蔵追悼ライヴ。

そして昨晩は、USTREAMで月1回配信のレギュラー番組
『 沢田聖子と圭二郎の ショートケーキのヨル。 』

4日連続の出演に、疲れもたまるだろうな…
と思っていたら…。

何のことはない、自分が高熱で悲鳴を上げる始末。

先週末から " 寝冷え " により風邪気味だったにも関わらず、
柏ライヴ、公開生番組で4時間以上立ちっぱなしの観覧。
共に終了後に飲んだくれてしまい…

朝からの熱を押しての、追悼ライヴ…。

身体が悲鳴を上げないわけがない…。


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みなさまの所に訪れることもなかなか出来ず…

『 Singer Song Writer ~ BLUE ~ 』 レビュー vol,3も、
書きかけのまま、停滞。

レビューを含めて、書きたい題材が山積なのですが…。

今日ようやく微熱にまで下がり、完全復活まであとひと息。

が……

この週末は、名古屋・大阪遠征。


無茶をして、自分のやるべきことを疎かにはしないように、
姫に顔向けのできない真似だけは、しないように…。

逢いに行ったせいで仕事を休むことだけは、絶対にしない。



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『Singer Song Writer ~BLUE~』 レビュー vol.2 [SSW ~BLUE~]

『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』 レビュー vol.2

全15曲収録アルバムの、中盤の5曲。

   6. ボヘミアン
   7. 色褪せた海
   8. さよなら貴方
   9. 想い出のオルゴール
  10. 自問


IMG_0630.JPG


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♪ ボヘミアン ♪

オリジナルは、1983年6枚目のアルバム 『 流れる季節の中で 』 収録。

沢田聖子・真の卒業アルバムとして君臨する名盤の中、
少女から大人の女性へと想いが移りゆく時代、
現実と夢のはざ間を行き来する楽曲が増えてきた時代。

短大を卒業し、プロのアーティストとしてもう戻ることのできない、
甘えの許されないアーティスト人生を歩き始めた聖子さん。
まわりの期待も注目度も、正に沸点にさしかかった時に生まれた
沢田聖子元気ソングのひとつでもある 『 ボヘミアン 』 。

自らが信じる道を歩き続ける…
という沢田聖子の基本スタンスを象徴する
その迷いを振り切るために、自らにも投げかけている楽曲。
同じ世代の若者と自らのアーティスト人生と照らし合わせ、
自分にしか出来ない何かをつかもうと…。

ファンからのリクエストもステージで唄う頻度も高く、
男性目線から見た楽曲であるため、ことさら人気が高い。

生まれ変わったアレンジは、
これまたどこかで聴いたことのありそうな、80年代サウンド。
当時、沢田聖子さんの後に女性シンガーソングライターが続々と現れ、
その彼女たちが唄っていた流行りのサウンドを思い出す…。
落ち着いた沢田聖子さんのヴォーカルが救い、と言っては酷か…。

個人的には…
人生の深みと重みを加えたアレンジを期待していた。
ただステージ向けとして最適な楽曲であるため、
アップテンポで仕上げることが必須だったことは仕方のないこと。
この楽曲を眉をひそめて唄う情景は、らしくない。

けれどもこの機会だからこそ、この楽曲こそもっと装いを代え、
違ったアプローチで仕上げてこそ、さらに輝いたのでは…
と個人的に…。


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♪ 色褪せた海 ♪

オリジナルは、12枚目のシングル 『 あなたからF.O. 』 の
C/Wとして収録され、アルバムには収録されていない。
ステージでも滅多に唄われることのない、幻の楽曲のひとつ。

シングルB面の自作楽曲には、隠れた名曲が多かったクラウン時代。
日本フォノグラムに移籍し、その方程式が崩れ始め、
シングルヒットを狙うA面の曲調がB面にも影響していた時代。

『 あなたからF.O. 』 のシングルカットが急きょ決まり、
やや急場しのぎの感もあった 『 色褪せた海 』 。
80年代特有のサビのコーラスアレンジが、どうにもこそばゆい。
本人も気に入っていなかったアレンジだったらしく、
積極的に唄うことはなかった、と語っている。

このアルバムのアレンジでは、
力強いギターとドラムのイントロから始まり、
ヴォーカルに入る間際のギターフレーズが印象的。

リフレインするサビの歌詞をどのように魅せるか…
が命綱と言っても良い楽曲。
オリジナルのフニャフニャ感を一掃するように、
ありったけの音を載せた感はあるものの、
荘厳なエンディングに向かう流れに
当時のアレンジへの憤懣やるかたなさが見てとれる。

再び琴線に触れる締めのギターが、心憎い。

オリジナルではさらっと聴き流していた楽曲を
力強くまとめあげ、聴き応えのある楽曲に仕上げた秀作。


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♪ さよなら貴方 ♪

1983年6枚目のオリジナルアルバム 『 流れる季節の中で 』 収録。

未発表曲として、アルバム収録前にステージで披露していた楽曲。
10代の淡い恋心と伝わらなかった想い、伝えられなかった想い。
移りゆく季節と想いを重ね合わせたピュアなラヴソング。

流れる季節の中での、青の時代の手前の、みどりの頃の想い。

まったくの創作、と言い訳のように公言する 『 さよなら貴方 』 。
けれどもファンなら、ここまで乙女チックな歌詞は創作…とわかる。
沢田聖子さんが乙女チックでもロマンチストでもないことは、昔から…。

現実に向き合った時のラヴソングは、もっと深い切り口を見せる。
そして、多くを語らない。

フォークの懐かしさを残しつつの、アコギのアルペジオ。
ストレートなヴォーカルが、直球の想いを届ける。

" 好きだった貴方 " を唄うラヴソングだけあって、
当時も今も、ファンの人気はほどほど。

もしこの詩が男性目線からのシチュエーションだったなら、
沢田聖子定番のラヴソングになっていたであろう…。

それくらい

その想いは、ピュア…。


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♪ 想い出のオルゴール ♪

1984年8枚目のオリジナルアルバム 『 風の予感 』 収録。

自作楽曲が2曲という、全てのフルアルバムの中で最小のアルバム。
次々に新譜がリリースされた、アルバムラッシュと呼ばれた時代。

このアルバムにも収録されたシングルの大ヒットをもくろみ、
レコード会社は、社運を賭けるほどの大セールスプロモーションを展開。
楽曲もイメージも、ステージスタイルをも変えようとしていた制作サイド。

ラジオのリクエスト番組等への組織票をレコード会社がファンに指示し、
そのあからさまなプロモーションに、ファンは辟易した。
ファンも巻き込んだ販売戦略は、ファンの心をつかみ損ね…
ファンの何たるかを知らず、ファンを甘く見たレコード会社の失策。

大ヒットどころか、" 惨敗" と言っていい結果に終わり…
ファンはぶつけ所のない怒りを手に残し…。
そして、多くのファンが離れた。

ファンも沢田聖子さんも、この時失ったものは、計り知れない。


そんなアルバム『風の予感』の中、唯一の救いとなった楽曲。

沢田聖子さんが、初めて " 人の死 " と向き合った楽曲。

そのエピソードはあまりにも有名で、言わずもがな。

他の誰も手を触れてはいけない。

ただ、その唄声と想いに耳を傾けるだけ。

見守るだけ。


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♪ 自 問 ♪

オリジナルは1983年7枚目のアルバム 『 ターニング・ポイント 』 収録。

リリース当時は、ステージではアップテンポの楽曲としての定番だった。
初めてフルの専属バックバンドがつき、全国ツアーにも同行した。
バンド名は「ヘルニーズ」だったり「沢田バンド」だったり、
些細なことにこだわらない性格が如実に表れていた。

専属のフルバンドをバックに華麗な衣装に身を包み…
その姿にみんなもろ手を挙げてはしゃいでいた時代。

今でこそ、この楽曲は当時の音楽活動への疑問や不満、
そして迷いを綴った楽曲であることは知られているが…
当時はもっと前向きな、ファンへのメッセージとして認知されていた。

夢を持ち続けて…
夢を捨ててはダメ…
私も走り続けるから、みんなも一緒に…
信じられるものがあるはずだから…と。

澱みにも似た、行く先の見えない暗闇へと誘うイントロ。
アレンジだけでなく、ところどころ音符も半音動かし、
誰に向けているのかもわからない悲痛な叫びが、
慕う者の思考力と言葉を奪う。
袋小路とわかっていながら、暗闇の奥底へ…。

" ファンのことなんて、何も考えていなかった… "

と残して、暗闇の奥に消えて行ったあの日。


ひたすらに追いかけていた

何も恐れていなかった、青の時代。

袋小路に気付いた時は、…

もう、自問することすら出来なく…。


大きく広がる空の青さが

とても眩しかったはずの…

青の時代。


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『Singer Song Writer ~BLUE~』 レビュー vol.1 [SSW ~BLUE~]

5月25日にリリースされた32枚目のオリジナルアルバム
『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』

セルフカバーアルバムの第2弾として、
昨年の 『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』 の後の時代、
1982年から1984年の自作楽曲をセルフカバー。

クラウンレコードからフォノグラムに移籍し、
シンガーソングライターとして次への飛躍を誰もが期待し、
大きく羽ばたく沢田聖子さんの姿を願っていた頃の楽曲たち。

全15曲収録アルバムの、前半の5曲。

『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』 レビュー vol.1

  1. 走って下さい
  2. 悲しむ程まだ人生は知らない
  3. 蒼い風景
  4. 青春エピローグ
  5. あなたからF.O.


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♪ 走って下さい ♪

今回のアルバムの最大の目玉と注目された、
" 沢田聖子元気ソング " の代表選手。

オリジナルは、1982年4枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 収録。
30年以上に亘る、たくさんのファンの想いが詰まったこの楽曲のアレンジ、
並々ならぬプレッシャーがあったことは、想像に難くない。

アルバムの1曲目、オリジナルの頭サビの涼やかなアカペラは、
腰を下ろしてスタートの号砲を待つ緊張感にも似ている。
そして息つく間も与えずに、一気に走り出す。

新たなアレンジは、オリジナルの疾走感、透明感がやや失われ、
コーラスにしても乾いた音が気になり、物足りなさは否めない。
キーボードの小気味よいテンポが印象的だったオリジナルに対し
ギター、リズム楽器、シンセ等、いろんな音が重なりあってしまい、
ストレートなインパクトにやや欠ける。

音が多すぎの感があり、サビのコーラスも耳障り寸前。
音が喧嘩をしている…
という使い古された表現が出てきそうなほど…。

間奏のギターソロは、オリジナルの完成度が高すぎて
やはり超えられなかったか…と。

たくさんの想いを積み重ね、ファンと一緒に走り続けてきた楽曲。
それぞれの想いを計り知ることは不可能で、正解はないのかもしれない。

どんなに時間をかけて、どんなに秀逸なアレンジに仕上げても、
オリジナルを超えることは絶対に不可能な 『 走って下さい 』。

音符やコード、楽器ではなく、想いが形になった楽曲だから…。

これからも、沢田聖子の元気ソングの代表選手で。


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♪ 悲しむ程まだ人生は知らない ♪

オリジナルは、1983年7枚目のアルバム 『 ターニング・ポイント 』 収録。
日本フォノグラムへの電撃移籍が決まり、その第一弾のアルバム。
沢田聖子さん本人はこの楽曲をアルバムタイトルに、と切望したが、
レコード会社のプロモーション事情から、叶うことはなかった。

新たなアレンジの 『 悲しむ程まだ人生は知らない 』 は
このアルバムを象徴するような、鉄板の7~80年代邦楽サウンド。

シンセとギターがおしゃれに主メロを奏で、
管楽器とストリングスがダンス踊るように絡みあい、
ウィンドチャイムがさわやかな風を吹き流す…。

聴き飽きるほど聴いた、バブル時代のサウンド。

どこかで聴いたことのある、やさしさに包まれたアレンジが、
どこか空々しく響くのは気のせいか…。

サビのコーラスアレンジは見事で、とても聴き心地が良い。
これが新曲なら、何も言うことはない。

けれどもこの楽曲は…

あの頃、当時の流行りのサウンドだけにとらわれず、
どこか懐かしいフォークの香りを漂わせていた沢田聖子の楽曲。

あの音に惹かれた当時のファンにとって…
今さら、あの時代の流行りのアレンジで聴きたくはない…
と思うのは、わがままか…。

良い仕上がりであることは間違いないものの…
こんなに軽やかに、さらっと唄われると
あの時の想いをどうしたらいいのか…

今も手に残っているあの頃の想いを…
どうしたら良いのか…
どこにしまえば良いのか…。

あまりにきれいに仕上がり過ぎて、
あの武骨なオリジナルが懐かしくなる…。

30年前を振り返って…
あの頃は…とは決して思わないけれど…

あの頃の淡い恋心、悔し涙、後悔…
時には振り返ることも…と語ってくれたあの日。

青春の1ページはまだ終わらない…

悲しむ程まだ人生は知らない。


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♪ 蒼い風景 ♪

オリジナルは、1983年6枚目のオリジナルアルバム
『 流れる季節の中で 』 収録。

旧クラウン時代最後のアルバムは、前作の 『 卒業 』 のヒットもあり、
リリース前から大きな期待と注目を一身に集めていたものの、
すでに水面下で流れていた移籍騒動に巻き込まれ
正当な評価を得られないまま、新天地へと話題が移ってしまった…
悲運の名盤。

アーティストとしても一人の女性としても、
沢田聖子さんの大きく成長した姿を魅せてくれた1枚。
全体のストーリー性も秀逸で、楽曲の配置に思わず唸るほど…。
ゆったり流れる大河を思わせる、スケール感あふれる1枚。

オリジナルアルバムでも3曲目に収録された 『 蒼い風景 』 。
当時からあまり陽の目を見ることのなかった、地味な楽曲。

初めて赤裸々な想いを綴った衝撃のラヴソング…
と水面下で噂され、ファンも手を触れられずにいた楽曲。

ウェーブするシンセと力強いドラムの響きが、
その胸の内を如実に映し出しているかのよう…。

新たなアレンジは、
その想いを継承するようなギターストロークとドラムス。
吐息にも似たヴォーカル、サビの透明感あるコーラスアレンジ、
間奏のギターソロからツインへの流れ…
そして、エンディング。

まるで設計されたような、計算しつくされたような流れ。
手法は変わっても、当時と何も変わっていない想い。

あの時、止まった時間。
終わりを告げた想い。

完成度の高いサウンドの裏に潜む、
乱れんばかりの蒼い風景が…

再び。


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♪ 青春エピローグ ♪

オリジナルは、1982年4枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 収録。

リリース当時から、ファンの人気も評価も高いラヴソング。
リクエストも多くライヴで唄う頻度も高い、
沢田聖子ラヴソングのスタンダードナンバーのひとつ。

当初のタイトルは、自らがつけた 『 早春賦 』 だったが、
やや地味な感が否めなかったためか変更を余儀なくされた。
ところがレコーディングに入ってもタイトルが決まらず、
挙句の果てレコーディング・ディレクターがつけたタイトル。

まだ本当の恋も知らなかった時代…
と前作 『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』 で語っていた想いが
まだこの時代でも脈々と息づいている、緑が残る時代。
緑から青の時代への過渡期。

イントロのギターの鳴きが、強烈なインパクトのオリジナル。
このイントロにすべての想いが集約されている、
と言っても過言ではないほどの、せつないギターの鳴き。
このイントロだけで涙溢れる…
手を触れてはいけない禁断のイントロ。

小節ごとに挟んでくるピアノの音色も絶妙。
間奏のギターソロからエンディングへの流れも鳥肌もの。
大サビのヴォーカルに胸が張り裂けたファンは、数知れず…。
まさに、思春期の沢田聖子失恋ソングの最高峰。

新たなアレンジは、
ピアノとアコギ、ストリングスのスローな導入部。
落ち着いたかすれ気味のヴォーカルは、
当時の昂る想いを、敢えて抑えるように…。

まだ本当の想いを知らなかった時代から、
今は、あの頃の想いをなぞる時代へ。
もともとのタイトル 『 早春賦 』 が、ふと…。

大サビへの流れは、オリジナルの余韻を残しつつ…
抑える胸の高鳴りを、後押しするように。

けれども、ギターもヴォーカルも
あの頃の鳴きは…
ない。

大人の失恋ソングに装いを代えた

今だから唄える…

『 早春賦 』


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♪ あなたからF.O. ♪

シングルヒットを求められていた沢田聖子さんが、
キャッチーなメロディを意識したと公言する1曲。

オリジナルは、1984年9枚目のアルバム 『 INGENUE 』 収録。
その5か月後、12枚目のシングルとしてシングルカット。

夏のスペシャルミニアルバムとしてリリースされた 『 INGENUE 』。
沢田聖子さんがこのアルバムのために書き下ろした楽曲は、
レコード会社が描いていた構想と折り合わず、すべて差し替えとなった。

フォノグラム時代最高の名曲、とまで評価された 『 あなたからF.O. 』。
アルバム収録時の 『 あなたからF.O. 』 は、イントロダクションの
『 アンジェーヌのテーマ 』 からクロスフェードし、
エンディングはフェードアウトではない、粋なアレンジ。

ファンの想いからすれば、シングル盤の 『 あなたからF.O. 』 ではなく
アルバム収録の 『 あなたからF.O. 』 がこの楽曲の始まり。

新たなアレンジでは、このアルバムを象徴するギターサウンドが前面に。
イントロから、オリジナルのイメージを払しょくさせるようなエレキギター。
多くのファンが違和感を持ったはずのイントロ。

透明感あふれるソロヴォーカルが沢田聖子の魅力のひとつであり、
この楽曲も、オリジナルの伸びのあるヴォーカルは絶品。

その透明感をかき消すように、頭サビからコーラスの嵐。
あえてあの頃の想いを打ち消すように。
ファンが抱いたあの頃の想いまで…。

沢田聖子さんにとっては、ヒットを意識して作った1曲。
フォノグラム時代を代表する名曲と謳われながら、
その結果と過程には、決して納得していなかった聖子さん。

ヒット曲とは…

売れたいけど、売れるとはどういうことなのか…
ヒット曲を作りたいが、ヒット曲とは何か…
ヒット曲・売れる曲が、良い作品なのか…

沢田聖子さんが迷宮の入り口に差し掛かった…
苦悩の時代に入った沢田聖子さんの…
青の時代を象徴する 『 あなたからF.O. 』

後年、

何も語らず…

F.O.


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【 編集後記 】

前半の5曲から難しい楽曲が並び、
この時代は簡単には書けない…と痛感。
この5曲を仕上げるだけで疲労困憊。

やや辛口になってしまったかもしれませんが…
沢田聖子さんのダメなところも好きになったように、
納得のいかない、好みではない楽曲にも正直に向き合う…。
沢田聖子なら何でも良い、というファンにはなりたくなく…
そんなスタンスで正直に綴っています。

音楽の好みは、人それぞれ。
創った方々も、ファンの色々な感想を心待ちにしているはず。
「 ぜんぶ良い 」 では、張り合いがないはず。

自分の想いを正直に伝えてこそのファンです。

次回は、中盤の5曲。
これまた難問の楽曲が目白押し…。



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夜空の星 [SSW ~BLUE~]

   

        小さな星の



        小さな光が…



        ささやかな幸せを



        うたってる。



        今日も。







        名もない星が



        ささやかな幸せを…



        祈ってる。




        今日も…。




無題11.png     


 

        ささやかで



        小さな幸せを



        小さな夢を



        みんなで一緒に追いかけた時代。










        名もない星が…



        小さいけれども



        夜の空に瞬く星に…




        ささやかな幸せを



        祈ってる。



        今夜も。



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奈良へ [SSW ~BLUE~]

横浜、東京を終えた全国ツアー。

今週末の3日目は奈良、翌日の4日目は京都。

このツアー初の遠征。

遠征先での観光は、楽しみの一つ。

日常の喧噪と仕事から解放され、

忘れていたものを思い出させてくれる貴重な時間。


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新しいギタリストさんを迎えた新編成での、初の遠征。

すでに前乗りしている御一行。

車中、どんな話題に華を咲かせていたのか。




当日、各地からその場所を目指して集まる様を

空から見ているような気持ちになる旅の道中。


その一点を目指して…

その想いを目指して。






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静寂の青 [SSW ~GREEN~]

昨年の 『 2013 全国ツアー☆Singer Song Writer~GREEN~ 』

初日の5月26日に東京吉祥寺のライヴハウスを皮切りに、
11月末までノンストップの全国32か所、35ステージを敢行。

そのツアー2日目の、6月1日の山梨県甲府市でのライヴ。

ここから始まった 『 SHOKO!と叫び隊 』
そして 『 はちまき隊 』

3枚目のシングルB面に収録された 『 素敵な朝 』。
当時巻き起こった、" SHOKOコール " を再現するように…

当時はなかった手作りの鉢巻を頭に、
若かりし想いを再び…と叫んだ " SHOKOコール " 。
たった6人で始めた、手作りのはちまきを巻いてのコール。

沢田聖子さんを、もう一度アイドルに。

と思って始めた " SHOKOコール " 。

それでもいざとなると、脂汗を流しながらだったコール。
ステージ上の、やや呆れた瞳と苦笑いの表情を見守りながら…。

少しづつ輪が広がり始め、
いつかは、会場全員でのコールを…
と目指したものの、もう一つ力が足りずに…。

それまで一切、手回しをしなかったけれど…
必ず最後までには、会場全員で…と信じていたけれど。

11月23日の千秋楽の川崎で、初めて裏工作を仕掛け…
増殖した " はちまき隊 " の中でのアンコール。


終わった…。

後にも先にもなかった、想い出のツアーは…

少しほろ苦さが残る…

最高の千秋楽に。


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あれから1年。

青の時代に入り…

あのはしゃぎまくった時代から、一歩大人になって。

もう戻らない時代だけれど…
あの時、再び甦った少年少女の想い。

今再び甦る…

青の時代は…


今はまだ、見守るだけ。


今はただ…

静かに。


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Sing us a Song [SSW ~BLUE~]

35th Anniversary Tour Singer Song Writer 〜 BLUE 〜

   ツアー2日目、東京公演終了。

   初日の緊張感から解放され、和やかなステージになった東京ライヴ。


   新メンバーのギタリストもご自分の色を出し始め、

   聖子さん好みの、繊細でメロディアスな音をご披露してくれた。


   少しづつ息が合い始める様子を見ることができる、

   ライヴツアー前半戦の楽しみの一つ。



       140531_1607~01.JPG



   2ステージ観て…

   どこかしっくり来ないものがあるのは何故か…。



   1982年から1984年。

   シンガーソングライターとしての力量も認められ、

   新しい女性シンガーソングライターのパイオニアとして

   まさに先頭を突っ走り始めた、青の時代。


   学生時代、時間的にも一番ゆとりがあり、

   自分の時間と想いのすべてを費やして、

   わき目も振らずに、追いかけていた青の時代。


   ニューミュージック界のプリンセスが、

   さらに大きく翼を羽ばたかせようとしていた…

   その姿を、みんな喜んで見守っていたはずの…

   青の時代。



   けれど実は

   その翼は…

   すでに傷つき始めていたこと…

   もがき苦しんでいたことに…

   気がつかなかった…

   青の時代。



   必ずしも名曲揃いというわけではない青の時代。

   なのに…

   いくらコンサート会場を大きくしても、

   立ち見がなくならない程の…

   沢田聖子全盛期の、青の時代。



   遠ざかる後ろ姿。



   そんな階段を駆け上って行く聖子さんの後ろを

   必死に追いかけていた青の時代。

   何も疑わず

   何も恐れずに…。



   ステージで…

   デビュー時のことや節目節目で悔しい想いをしたこと、

   これまで滅多に口にしなかった想い出も語るようになり…。


   何かが動き始めた…。


   当時、気がつくことが出来なかった想い。

   大切な想いを奪われ…

   一生、十字架を背負って生きていくことを覚悟し…

   後悔した想い。


   さまざまな想いが交錯する…

   青の時代。




       あの頃の想いを…

       もう一度唄っておくれ。


       想い出ってやつは

       必ずしもいいことばかりじゃない。


       目を背けたい想い出も…


       もう一度唄っておくれ。

       あの頃の想いを。



       忘れようとまでした…

       あの頃の想いを。


       唄って…。







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