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タイミング [SMC時代]

『 タイミング 』
作詞作曲:沢田聖子 編曲:岡崎倫典

1990年6月20日リリースのオリジナルアルバム 『 See You Again 』 収録。

アコースティックギターとストリングスカルテットの、弦の響きが素晴らしい1曲。

ヴァイオリンのきらびやかな音色…

チェンバロの荘厳な音色…

セロの重厚な響きに、忘れかけていた胸の弦が共鳴する…。


250曲を超える楽曲中、ウェディングチャペルをイメージするたった2曲のうちの一つ。

アルバム3曲目という配置は、どこか物陰に隠れようとしているように思えて…


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音楽活動休止からの復帰アルバム 『 LIFE 』 の香り漂う 『 タイミング 』。

閉めたはずの、開けてはいけないはずの箱の蓋を…

再び開けるような…。


それぞれのタイミング…

失ってしまったタイミング…

もう戻らない あのタイミング。




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愛を下さい [SMC時代]

『 愛を下さい 』
作詞作曲:沢田聖子 編曲:岡崎倫典

1990年6月20日、17枚目のオリジナルアルバム『 See You Again 』 収録。
アルバムからのシングルカット、17枚目のシングルとしてアルバムと同時発売。

アルバムは、四季それぞれの別れをテーマとした、
いわゆる " 失恋ソング " を集めた1枚に仕上げている。
失恋ソングの1枚とされながら、最後の楽曲にはライヴでのアンコールの定番となった
『 友達 』 が収録されているため、他の楽曲が埋もれてしまった感がある1枚。
今にも壊れそうな、ガラス細工のような繊細な輝きを放つ楽曲たちが揃っている。

全曲本人によるオリジナル、全曲のアレンジをギタリストの岡崎倫典氏が手掛けた1枚。
岡崎倫典氏は著名なアーティストのステージサポートをする傍ら、ギタースクールを開設、
ギター教則本も発行し、更に自らもアルバムをリリースしてソロコンサートを行っている。

アルバム全編に亘っての軽快なギターアレンジが特徴的で、アコースティックギター、
エレキギターのフューチャーが聴き応えのある、サウンド的にも申し分ない1枚。
クォリティーの高さでは、この時期のアルバムの中でも随一。
岡崎氏のギターテクニックとハイセンスは、歴代のサポート・ギタリストでは代えられない。

アルバムの1曲目に収録された 『 愛を下さい 』。
アコースティックギターとピアノから始まるイントロダクション。
エレキギターとベースが絡み、アコギのフィンガーノイズがせつなく響く…。
サビから入る激しいドラムの響きは、押さえきれない高鳴る感情のように…。

後半のサビからのサウンドは圧巻で、押さえきれない感情に全身に稲妻が走る…。
そしてアウトロのツインギターのリフレインは1分に及び、いつ終わるのか…
このまま終わらずに…とさえ思うほど…。
詩で勝負する沢田聖子には珍しいアレンジと構成で、他にあまり類を見ない。
アウトロの長さでは、2ndアルバム 『 青春の光と影 』 の最後に収録されている
『 憧憬 』の1分40秒に次ぐ長さ。

ちなみに後年の自選ベストアルバムでは、短めのフェードアウトで収録されており、
この楽曲の魅力が半減してしまっている。

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メッセージソングも元気ソングも、ラヴソングも失恋ソングも直球勝負、の部類に入る1曲。

飾らないストレートな感情が、胸の底にまでズシン…と響く…。

後半の激しいサウンドが、逆に切なさを引きずり出す…

閉じ込めておいた想いが、封印したはずの想いが…

無理やり引きずり出される…

その本人の手で…。


高鳴る胸は引き裂かれ…

頬に涙が一つこぼれる

切なくも激しいラヴソング。 






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ライヴって… [想い いろいろ]

ライヴって、何でしょう…?

もう数え切れないほど…
沢田聖子さんを追いかけて32年、どれだけのステージを観たか知れない…。
想い出に残るステージも数え切れなく、どれが一番なのかは言い切れない。

その日のライヴが終わり、家路に着くまでの夜の道のり…
今度は、いつ逢えるのだろうか…
次も、いつものように元気な聖子さんに逢えるのだろうか…
という不安に襲われる…。

昨日の 「 一夜限りのAutumn Songs Live 」は、すでにファンの間では絶賛の嵐…。
ツアーのセットリストとは趣を変え、ラヴソング、バラードを中心とした選曲となり、
久しぶりに唄ってくれた楽曲も幾つか…

私も、今年最高のライヴかもしれない…と感じ、
聖子さんにも 「 今日は、良かったですよ 」
とお伝えしてきましたが…

でも…
その気持ちは、どのステージでもいつも同じ。
同じツアーのセットリストでも、その日の聖子さんはその日にしか見られない。

どのステージでも、いつも同じ想いを抱く…
「 今日も、良かった… 」
「 また明日から、頑張ろう… 」
「 次に逢う時まで、また… 」 と…。

もちろん、普段なかなか唄ってくれない楽曲が出ると、嬉しくなるのは当たり前。
セットリストに一喜一憂するのも、ファンの楽しみの一つではある…。

でも、どうしてこの楽曲を持ってきたのか…
この曲をこの順番で持ってきたわけは…
と考えると、順風満帆なアーティスト人生を歩んできたわけではない聖子さんの、
影の部分を垣間見なければならない時も…。

ファンからのリクエストが多く人気の高い楽曲でも、
聖子さん自身が、全て唄いたくて唄っている楽曲ばかりでなないはず。
それは、「 みんなが聴きたがっている楽曲を… 」 という想いがあるからに他ならない。

       私の唄を聴きたがっている人がいたら
             その場所に行って その人のために唄ってあげたい

デビューの時に語っていた夢が、今、少しづつ…
その想いを一番感じることが出来るのは、32年を通しても今しかない…と言えるほど。
それくらい、今の聖子さんはご自身の夢に向かって突っ走っている…
なりふり構わず、わき目も振らずに。

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今年最高のライヴ…という評価に間違いはないものの…

ライヴって、その日の、その人の、それぞれの感じ方があって当たり前だと思う。

MCでのほんの些細な聖子さんのひと言が、自分の考え方を変えてくれたこともあった…

何度も聴いている楽曲の何度も聴いているフレーズが、その日に限って印象に残ったり…

ピアノを、ギターを弾く些細な仕草が目に止り、その時の聖子さんの心の内が見えたり…

演奏中にぶつかった視線に、聖子さんが語りかけていることを感じたり…

自分にとって大切なのは、セットリストではなく…

何の曲を唄ってくれたかではなく、その瞬間に何を語りかけてくれたのか…

どんな想いを、その瞬間に込めてくれたのか…

その時にしか感じられない、一瞬の刹那が何よりも大切…。


へそ曲がりな私は、右にならえ…如くの絶賛の嵐に………

自分にとっての一番大切なライヴは、人と同じではないはず…

とふと思ってしまう…。

昨日のライヴで、最後につぶやいた「 ありがとう… 」 のひと言が、

私にとっては最高の贈り物だった…。


ライヴってなんでしょう…?

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川崎ライヴ [ライブツアー幸せを探そう]

11月24日、全国ツアー32本目は川崎市の 『 ラゾーナ川崎プラザソル 』。

川崎駅に隣接したショッピングモール 『 ラゾーナ川崎プラザ 』 の最上階に設置された
最大250席の可動式の客席を擁するイベントホール。
2006年に開館したばかりで、真新しい作りが初々しいホール。
今年の1月17日に、2011年の唄い初めとして 『 Monday Acoustic Night 』 と題した
ライヴで聖子さんはこのステージに立っている。

22日から6夜連続で、杉山清貴・三浦和人・沢田聖子・細坪基佳・清水仁・南佳孝という
80年代のニューミュージック・シーンを彩ったアーティストの " 紅一点 " として
『 AUTUMN SOL FESTA 2011 』 と題したライヴに出演。
ツアーの一つとしながら 『 一夜限りのAutumn Songs Live 』 のサブタイトルをつけ、
ラヴソングとバラードを主とした、この日限りのセットリストを組んでのステージ。

真新しいダークブラウンの厚底ウェスタンブーツに黒のレギンス、
そしてお気に入りのオレンジ色のロングベストを身にまとって、艶やかに登場。
いつもの香りが、客席に…。

久しぶりの横に広いステージと雛段に組まれた客席に、やや緊張気味の様子…。
客席も、今日限りのセットリストで何を唄うのか…
心も身構える…。

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「 日常の仕事で疲れているみんなに、私の唄を聴いて眠ってほしい… 」
「 今日の最大の目的は、全員が眠るまで唄うこと… 」

オープニングの2曲を唄い終えた後、ジョーク交じりに語ったこの言葉は、
最後の最後になって、聖子さんの心からの想いが込められたものだったと…。

新旧のラヴソング・バラードをリストアップした楽曲は、どれも珠玉の名曲揃い。
選曲にも、その時代ごとのファンに応えるための聖子さんの心遣いが垣間見える…。
ツアー中のリクエストに応えるシーンの、みんなの聴きたい曲を…という想いと同じ。
その想いに、胸が張り裂けそうに…

MCでは昔の話に花が咲き、師匠イルカさんのカムバック・リサイタルのステージで
巨匠・石川鷹彦さんやヴァイオリニスト中西俊博さんらの豪華なバッキングで唄ったこと…。
まだ自らのコンサートツアーを行う前の、右も左も分からなかった頃のことを…

とても大切な想い出を…
懐かしむように…。


楽曲の最後の音が消えるまで…
最後の一音が鳴り止むまで、拍手が起こらない…1曲たりとも…。

その歌声、その奏でる音色すべてを聴き逃したくない…
物音一つ立てるのももったいないほど、瞬きするのも惜しいほど…
緊張感溢れる、張り詰めた空気…
ライヴの醍醐味…。


アンコール最後の楽曲。

ステージチェアに腰かけ…

最後の楽曲のイントロを…

ギターで奏で始める…

笑顔で 「 ありがとう 」 と応え…


そして目を閉じまたまま…

天を仰ぎ…

吐息まじりに 

微かにつぶやいた…

「 ありがとう… 」

マイクが拾うのが、やっとなほど…

微かに…



一生忘れない

「 ありがとう… 」




『 おやすみララバイ 』
作詞作曲編曲:沢田聖子

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黄昏の街 [フォノグラム時代]

『 黄昏の街 』
作詞作曲:沢田聖子 編曲:国吉良一

1986年9月5日、13枚目のオリジナルアルバム 『 TOO TOO 』 収録。
同年9月25日、15枚目のシングル 『 冷たい言葉で傷つけて 』 のC/Wとして収録。
当初アルバムの先行リリースの予定だったシングルカットの2曲は、
アルバムのオリジナル性を重視したい、という聖子さん本人の強い意向から
アルバム発表から20日後のシングルリリースとなった。
両A面という初めての形をとったこのシングルは、オリジナルアルバムと共に
イルカオフィス時代最後のリリースとなり、翌年に音楽活動の一時休止に入る。

" 黄 昏 "
古くは 「 たそかれ 」 と言い、江戸時代以降 「 たそがれ 」 になったという。
薄暗くなった夕方は人の顔が見分けにくく、 「 誰だあれは 」という意味が
「 誰そ彼 」 と言ったことから夕暮れ時を指す言葉となった。
また「黄昏」は、日の盛りを過ぎた頃を指すことから人生の盛りを過ぎた年代を例えたり、
物事の終焉を迎える比喩的表現としても使われる。

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当時、「 自信作の2曲 」 という触れ込みでシングルカットした楽曲。
定期的にシングルとアルバムをリリースし、全国ツアーのコンサート会場を埋め尽くし、
それが当たり前だと思っていた頃。
また来年も一緒だと、当たり前に思っていた頃。

この年は大学4年の忙しさから、それまでのように近くにいることがなかなか出来ず…。
翌年の音楽活動休止直前の変調に、気づいてあげることが出来ず…。
今聴いても、悔しさが募る楽曲の一つ。

恋の黄昏を綴った詩の中に、違和感を感じるフレーズを見つけ、

その意味に気づいたのは、翌年になってから…。



   今はまだ 壊れた夢のかけら 

       拾い集めては 捨てる勇気もなくて



「 私は元気です。 」 とライナーノーツに綴っていた…

24歳の夏。

夢の黄昏を…

壊れた夢のかけらを

拾い集めていたことに…

気づいてあげられず…。

黄昏の中、見失っていた後ろ姿…。





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Teo Torriatte [My Favorite]

2011年、伝説のロックバンド " QUEEN " が結成40周年を迎えた。

そして2011年11月24日…

世界最高のヴォーカリストの一人と評されるフレディ・マーキュリーの没後20年。

前日の11月23日にHIV感染であることを公表し、翌日にHIV感染合併症により他界。

45歳という、あまりにも若すぎる死…。

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1975年に初来日をした際、空港には1200人のファンが集まったという。

本国イギリスでも注目され始めてはいたが、まだ酷評されていた時期でもあり、

日本での想像以上の歓迎ぶりに一番驚いたのが、QUEEN の4人だった。

東京タワーを観光したブライアン・メイは、子供からもサインをねだられる程だったという。

日本での大歓迎以来メンバーは親日家となり、お忍びでも来日していた。

QUEEN の人気に最初に火をつけたのは日本だった、という声もある。

そんな日本への感謝の意を込めて創られた楽曲。

1977年に発表された5枚目のアルバム 『 華麗なるレース 』 に収録され、

日本のみでシングルカットとしてリリースもされた。

『 Teo Toriatte (Let Us Cling Together) 』

日本公演でも何度も演奏され、ファンの間でも人気が高い楽曲。

1976年の再来日公演直前に、メンバーの通訳を務めた女性がフレディに頼まれ、

フレディの綴った詩をベースに日本語に訳したもの、と伝わっている。


東日本大震災後、再び注目されている…

『 Teo Toriatte 』

日本人が…

全世界が…

手をとりあって…。

  
   Let us cling together as the years go by

   Oh my love my love

   In the quiet of the night

   Let our candle always burn

   Let us never lose the lessons we have learned

   手をとりあって このまま行こう 

   愛する人よ

   静かな宵に 光を灯し 

   いとしき教えを抱き






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IRUKA LIVE [イルカ]

『 イルカ 40th Anniversary コンサート 2011~2012 』
11月12日、横浜・関内ホールにて開催。

ソロのステージとして足を運ぶのは、かなり久しぶりのイルカさん。
開場30分くらい前からお客さんが集まり始め、全席指定にもかかわらず長蛇の列。
全く衰えないイルカさんの人気を目の当たりに…。
ファン層も益々幅広くなり、イルカさんと同世代の方や生粋のイルカファンと思しき方々、
そして意外にも年配の女性が以前にも増して多数を占めていることに驚いた。

国民的ヒット曲 『 なごり雪 』 、日曜日の朝に20年間DJを務めているAMラジオ番組、
絵本作家、国際自然保護連合の初代親善大使、変わらない愛嬌あるキャラクター、
そして今もライブを基本スタンスとした音楽活動が、その普遍の人気を支えている。

客席に座り、徐々に埋まって行くホールの心地良い空気に身を委ね…
ホール内のざわめきが、耳に心地良い…。
5分前を知らせる1ベル…。
全ての神経が研ぎ澄まされ、袖裏のアーティストさんの鼓動すら感じる時…。
目を閉じて、その鼓動に呼吸を合わせる。
コンサート前の、大好きな時間。

イルカ - コピー.jpg

定刻16:30に、白のレザージャケットとミニスカートにブーツ姿で登場。
ここ数年前からブログなどで、スカート姿のイルカさんが見られるようになり、
さらに目を見張る短いスカート丈のイルカさんに、オールドファンは度肝を抜かれる。
昨年還暦を迎えたとは思えない、今も若々しく可愛らしい。
客席からも 「 可愛い! 」 という声があちこちから飛ぶ。

バックには、グランドピアノ・キーボード、アコースティックギター。
そしてテナーサックスとして、イルカさんの実父である保坂俊雄さんが右サイドに。
保坂俊雄さんは戦後のジャズバンドの偉大なテナーサックス奏者として知られ、
ステージではピンスポットライトを浴びるほどの花形サックス奏者だった。
83歳になられる今も現役で、2005年にはスタンダードジャズの名曲を集めたアルバム
『 ANY KEY OK ! ! 』 を愛娘イルカと共に制作。

ツアー全てのステージに立つことは出来ないが、時折サポートメンバーとして登場する。
この日は、そのラッキーな日にめぐり会えた。

40周年の記念ツアーを昨年から続けており、5月からセットリストを変えてのステージ。
2月にリリースした2枚組自選ベストアルバム『 Jasmine & Rose 』を意識した選曲。
伸びのある安定したヴォーカルは今も健在で、高音の美しさに聴き惚れるほど…。

2部構成のオープニングの2曲は、初期の懐かしい楽曲。
1部の中盤では、初期の懐かしい名曲を揃えた30分近くに及ぶメドレー。
「 この曲もこの曲も… 」
当時の想い出が、てんこ盛りにつまった楽曲たち。

そして、お約束の『 なごり雪 』。
更に初期の名曲の一つ、深夜放送のリスナーからの手紙のやりとりから生まれた楽曲を。

本編の最後の曲は、デビュー時から唄い続けているイルカの原点と言える1曲。
イルカさんが抱く永遠のテーマであり、イルカファンにとっても一番大切な楽曲。
中学生の時に初めて聴き、泣き崩れた1曲…。
この日もステージ上の姿が、滲んでよく見えない…。

『 なごり雪 』 のシンガー・イルカと、シンガーソングライター・イルカとしてのスタンスを
きちんとわきまえ、どのファン層にも楽しめるステージはまさにプロ。
国民的ヒット曲に振り回されることなく、ご自身の進むべき道をしっかり見据えていらっしゃる。

それでも、東日本大震災後には…
「 自分には何が出来るのか… 」
「 今すぐ被災地に唄いに行きたいのだけれど… 」
「 でも今行けば、かえって迷惑になるかもしれない… 」

夏になって福島や宮城を訪れ、「 こんな状況で私の唄を聞いてくれるのだろうか… 」
と不安な気持ちでいっぱいだったと語る…。
あのイルカさんでさえ…と、今更ながら…。

震災後のやるせない想いの中…
「 共に生きる…この時を 」という言葉が浮かび、新曲としてステージで披露している。
サビの歌詞にもなっている 「 共に生きる…この時を 」 を即興で会場全員による合唱。

「 想いが 一つになることを… 」 とイルカさんが締める…。

ステージに押し寄せるアンコールの拍手。
ライヴでなければ、体感できない瞬間…。

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ギターをつま弾く姿、ストロークする右手の流れ、弦を押さえる左手に落とす瞳。
どこかの誰かとダブる瞬間が度々…。
ピンスポットが落ち、そのシルエットにドキッとする瞬間…。

イルカさんの話す言葉、想いは、どこかで聞き覚えがある…と。

沢田聖子さんが中学生の頃から憧れ、プロのソンガーソングライターとしてのお手本とし、
今でも目の前にすると緊張してしまうほどの師匠と仰ぐイルカさん。

同じ時代の同じ空の下で、同じ曲を聴き、同じ想いを抱いた…
見えない糸が、見える時…。


「 私の唄が、皆さんのお役にたてるのなら… 」 と優しく微笑みながら語るイルカさん。
いつまでも唄い続ける強い想いが、その言葉に…。

その想いは、愛弟子に引き継がれて…。









シュリークス時代


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青春のDA・DA・DAN [SMC時代]

『 青春のDA・DA・DAN 』
作詞:沢田聖子・作曲:小倉良・編曲:大谷幸

1993年11月26日19枚目のオリジナルアルバム 『 海からの贈り物 』 収録。
前作から2年半ぶりのオリジナルアルバムは、キングレコード移籍第一弾のアルバム。
「 やさしさ・愛情・ぬくもり 」 をテーマとし、野生のドルフィンの持つ超人的な愛情、
包み込まれるような海をモチーフとした1枚。

スキューバダイビングに凝っていた時期でもあり、思い立ってダイビング機材を抱え、
駅の階段を駆け上がり、飛行機に乗り継いで南の海に潜りに行っていたという。
小笠原でのドルフィンの群れとの遭遇は、一生忘れられない感動だったと…
今もステージで語ることがあるほど。

ちなみに沢田聖子さんは 「 かなづち 」 で、泳ぐことが出来ない。
運動神経抜群のはずなのだが、実はトロい一面がここに伺える…。
大昔「 プールで顔や耳に、水がかかるのが怖い… 」 と何かで語っていたことがあり、
「 金槌 」 は頭が重く、水に入れると即座に沈み浮かび上がらないことから、
泳げない人の事を 「 かなづち 」 と呼ぶが、顔を水につけることも出来ない聖子さんは
沈むことも出来ないので 「 金槌 」 にも劣るのか…と
本人が聞いたら怒り出しそうなことを思ったことを憶えている。

スキューバダイビングをやるようになってからは、潜ることと泳ぐことは違うのだ…
と、自慢げ…に語っていた。

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そんな海への想いを込めたアルバム制作に向けて、約30曲を準備したと聞く。
アレンジャーの大谷幸氏は、事前にデモテープを一切聴かずにレコーディングに入り、
スタジオで実際に弾き語りをさせながらイメージを膨らませ、詩やメロディーを作り変え、
徐々に楽曲としての構成を整えて行く、という今までに経験したことのないアレンジと
レコーディングだったと当時語っている。
作曲者と編曲者の境界線のない、すべてをひっくるめて一緒に作り上げたアルバム
という意識が強かったと言う。

アルバムとしての評価も高く、これを機にアーティストとして大きく成長した、
中期・沢田聖子の傑作アルバム。


キャンパスの春夏秋冬を描いた 『 青春のDA・DA・DAN 』
緑の香りと突き抜けるような青空を彷彿とさせるヴォーカルは、沢田聖子の真骨頂。
ギターと小気味良いリズム隊、ストリングスとサックスの音色が味わいを添える。
理屈ではなく、身体に溶け込むように入ってくる歌詞とメロディ。

タイトルの " DA・DA・DAN " の由来は、最後までタイトルが思い浮かばず、
サビのティンパニの 「 ダダダ~ン 」 の音から付けたという、ウソのような本当の話し。


  
  ちょっとした事につまづいた時、つい振り返ってしまうのが学生時代の想い出。

  現在がどうあれ、時が " 過去 " に変えてしまえば、全てが輝いて見える。

  遠い未来も同じ瞳の輝きで、夢を追い続けていられたら…



当時抱いていた想いは、今も変わらずに…

輝く瞳を失わず…

夢を追いかけて…

今を駆け抜けて。



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Piece of Life [SMC時代]

『 Piece of Life 』
作詞・作曲・編曲:沢田聖子

2003年10月22日25枚目のオリジナルアルバム 『 心は元気ですか 』 収録。
前作のオリジナルアルバム 『 祈り 』 のポップ色の強いサウンドから一転、
打ち込み無しのアコースティックサウンドに徹した1枚。

同年の2月19日にインディーズレーベルからリリースした33枚目のシングル
『 ナンクルナイサ 』 が沖縄ソングの流行りに乗りインディーズチャート第1位となり、
6月25日にクラウンレコードからメジャー盤として、ジャケットとC/W曲を代えてリリース。

翌2004年の5月21日には、34枚目のシングル 『 雨ノチ晴レ。』のリリース。
そして初のライヴDVD 『 心は元気ですか 』 を同時発売。
更に10月には、自選ベストアルバム 『 HISTORYⅡ 』 をリリース。

アルバムを引っ提げて全国各地でのインストアライヴやミニライヴを数多くこなし、
ライヴにおいても、終了後にサイン会を開催するスタイルが始まった時期。
デビュー25周年と 『 ナンクルナイサ 』 の追い風に乗った2004年。

そして 『 心は元気ですか 』 は、オリジナルアルバムとしてはメジャーレーベルからの
事実上最後のリリースとなり、以降は事務所からのインディーズレーベルとなる。

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マンドリン、エレキギター、そしてさわやかなコーラスに包まれた 『 Piece of Life 』。
湘南サウンドとビージーズをイメージし、沢田聖子の魅力が随所にちりばめられた1曲。


自分が何なのか、何のために生まれてきたのか、何をやりたいのか、何ができるのか…
人生の破片(かけら)を見つけるために、日々悩んだり笑ったりしながら生きている…

宮古島をレンタサイクルで1周しながら、照りつける真夏の太陽の下、
サトウキビ畑で独り黙々と汗を流しながら、せっせと農作業に精を出す農夫の姿を見て…

誰に褒められるわけでもない…

誰に感謝されるわけでもない…

それでも…。

レンタサイクルを漕ぎながら、この楽曲を大声で唄い…

「 東京に帰ったら、スタジオライヴでみんなに唄ってあげよう… 」

そう話して唄ってくれた…

『 Piece of Life 』

自らの進む道を見つめ、独りでも…

自分の信じる道を…。


踏み出した小さな足跡が 微かに残る…

『 Piece of Life 』



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はじめの一歩 [はじめの一歩]

2009年11月1日

独立後の初のライヴツアー 『 はじめの一歩 』 をスタートした日。

東京は代官山において、ツアー初日の新たな " はじめの一歩 " を踏み出した日。


その約1か月前の9月27日、東京吉祥寺のライヴハウスにて…

パーソナルオフィス 「 ショウコ・ミュージック・カンパニー 」 から独立したことを発表。

それまでの全てを捨てて単身音楽活動を続けることを決意し、実現させた日。

様々な憶測が飛び交っていた中、ブログ等の文面によらず、

きちんとファンの前で、その想いを伝えた日。


遠いあの日の約束を、守ってくれた日。


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