So-net無料ブログ作成
検索選択

黄昏の街 [フォノグラム時代]

『 黄昏の街 』
作詞作曲:沢田聖子 編曲:国吉良一

1986年9月5日、13枚目のオリジナルアルバム 『 TOO TOO 』 収録。
同年9月25日、15枚目のシングル 『 冷たい言葉で傷つけて 』 のC/Wとして収録。
当初アルバムの先行リリースの予定だったシングルカットの2曲は、
アルバムのオリジナル性を重視したい、という聖子さん本人の強い意向から
アルバム発表から20日後のシングルリリースとなった。
両A面という初めての形をとったこのシングルは、オリジナルアルバムと共に
イルカオフィス時代最後のリリースとなり、翌年に音楽活動の一時休止に入る。

" 黄 昏 "
古くは 「 たそかれ 」 と言い、江戸時代以降 「 たそがれ 」 になったという。
薄暗くなった夕方は人の顔が見分けにくく、 「 誰だあれは 」という意味が
「 誰そ彼 」 と言ったことから夕暮れ時を指す言葉となった。
また「黄昏」は、日の盛りを過ぎた頃を指すことから人生の盛りを過ぎた年代を例えたり、
物事の終焉を迎える比喩的表現としても使われる。

IMG_6709.JPG

当時、「 自信作の2曲 」 という触れ込みでシングルカットした楽曲。
定期的にシングルとアルバムをリリースし、全国ツアーのコンサート会場を埋め尽くし、
それが当たり前だと思っていた頃。
また来年も一緒だと、当たり前に思っていた頃。

この年は大学4年の忙しさから、それまでのように近くにいることがなかなか出来ず…。
翌年の音楽活動休止直前の変調に、気づいてあげることが出来ず…。
今聴いても、悔しさが募る楽曲の一つ。

恋の黄昏を綴った詩の中に、違和感を感じるフレーズを見つけ、

その意味に気づいたのは、翌年になってから…。



   今はまだ 壊れた夢のかけら 

       拾い集めては 捨てる勇気もなくて



「 私は元気です。 」 とライナーノーツに綴っていた…

24歳の夏。

夢の黄昏を…

壊れた夢のかけらを

拾い集めていたことに…

気づいてあげられず…。

黄昏の中、見失っていた後ろ姿…。





nice!(70)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 70

コメント 11

かどまつ

ファン復帰組です。会場でよくお見かけしてます。

このころはもう聖子さんの歌を聞かなくなってしまていて、そのまま引退されたとずっと思ってました。3年くらい前に現役でご活躍中と知り、懐かしくてまた聞き始めました。
このブログで昔の聖子さんの事も知り、聖子さんもファンのみなさんもご苦労なされたのだと知りました。
CDを買い集めて、遅まきながら再び聖子さんの魅力にはまってます。年末のコンサートには行きたいです。

by かどまつ (2011-11-20 15:16) 

アルキメデンティスト

当時、シングルレコード全体が売れにくくなっていたと記憶しています。メディアがレコードからCDにシフトしつつあり、シングルCDが生まれる1~2年前でもあったと思います。そんな逆風の中、すでにアルバムに収録されているこの2曲入りのレコードは、とっても不幸であったと思います。アルバムの別ショットで魅力的なジャケ写だとは思うのですが…。2曲ともあの頃の聖子さんを象徴するかのような重々しさ、息苦しさが漂っていて、大好きな曲です。とくに表題曲の、突然暴れだしたかのような強烈なギターソロとその前後の、激情を押し殺したようなう歌声が好きです。
by アルキメデンティスト (2011-11-20 16:53) 

せいじ

ちょっと違和感がある都会的なアレンジ。
こういうサウンドって流行ってましたね。
本人の目指したいサウンドとだいぶかけ離れてきたのでしょうか?
by せいじ (2011-11-20 18:34) 

ゆうのすけ

今回初めて聴きましたが この感じのアレンジって すごく好きです!今改めて 記事のはじめを読み返したんですが
やはり 夏の終わりの発売なんですね! 黄昏時のイメージが ざわざわして来て すぐに 曲の世界に飛び込んでしまいます。

今のつるべ落としの黄昏じゃなくて 夏の名残りのある沈みそうで沈まない黄昏。。。こんなサウンドと一緒に 夏の終わりの夕陽を眺めていたら ジ~ンとしてきます!間違いなく!
素敵な一曲。^^☆全ては判りませんが 個人的に フォノグラム時代に 一番と感じている「あなたからF.O.・・・」の次に この曲 好きになりそう!◎

アルキメディンティストさんの コメントと同じでバブル期で 楽しみをアウトドアに求める世情の頃で レコード業界は (景気が)冬の時期だったんですよね!(松田)聖子さんが休養中、売り上げではトップに登りつめた 明菜ちゃんでさえも (枚数/金額的に)売れなかったんですもんね。
ユニバーサルで GOLDEN☆BEST出してくれないでしょうかね?日本クラウンでも!^^☆


by ゆうのすけ (2011-11-21 00:54) 

vega

>かどまつさん
最近、復帰組の方が頑張っていますね…。

厳しい言い方かもしれませんが…
その人が順風満帆の時に応援することは、誰でも出来ます。
逆風の時、どしゃ降りの雨の中を歩いていらっしゃる時にこそ
ファンとしてしっかり見守ってあげることが、真のファンだと思います。
もちろん自分が楽しむことが前提であり、
それぞれの事情があっての応援であることは仕方ないのですが…

私たちのために頑張っている聖子さんの想いに、
是非応えてあげてください。
今度こそ、いつまでも…。

by vega (2011-11-21 20:46) 

vega

>アルキメデンティストさん
この2曲は、「そう言えばシングルだったよな…」
と思うほど地味で、埋もれてしまっている楽曲ですね。

流行りのサウンドに振り回されながらも、
聖子さんの意地が感じられる楽曲が揃っています。
色々な意味で " 黄昏 " を感じる重々しい1枚ですが、
浮かれたアルバムよりは、良質なアルバムだと思います。
好きな1枚です。
by vega (2011-11-21 20:53) 

vega

>せいじさん
80年代特有のアレンジ、サウンドですね。
今聴いても良い仕上がりだとは思うのですが、
当時の聖子さんやファンにとっては、果たしてどうだったのか…。
おぼろげながらも、違う方向に向かっているのかな…
と思っていたことには間違いありません。
聖子さんもファンも、彷徨っていた時代です。
by vega (2011-11-21 21:06) 

vega

>ゆうのすけさん
高い評価、ありがとうございます。^^
ファンでもなかなか取り上げない楽曲ですが、
当時聖子さんが"自信作"と評した良質の楽曲です。
純粋なラブソングとしても、切ない楽曲です。

『あなたからF.O.』は、フォノグラム時代筆頭の名曲ですね。
レコード会社から執拗にシングルヒットを望まれていた聖子さんが、
「これでどうだ!」と見返した楽曲です。
by vega (2011-11-21 21:15) 

海を渡る

人生の黄昏時に突入している私ですが、
自然(海の)の黄昏時を撮るのは大好きです。
自然は毎日黄昏時がやってきていいですね^^。
by 海を渡る (2011-11-21 22:58) 

vega

>海を渡るさん
黄昏時に突入…何をおっしゃりますか。^^
これほどのシャッターチャンスを捕らえるには、
豊かな感受性と粘り強さが必要だと思います。
http://sa-photo-b.blog.so-net.ne.jp/2011-11-16
素晴らしい一瞬です。
by vega (2011-11-22 22:19) 

ねじまき鳥

切ないですね。
by ねじまき鳥 (2011-11-23 00:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。