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独りぼっちの終局 ( カタストロフィー ) [フォノグラム時代]

『 独りぼっちの終局 ( カタストロフィー ) 』
作詞作曲:沢田聖子 編曲:渡辺博也

1983年11月21日、10枚目のシングル『 季 節 ( シーズン ) 』 のC/W曲。
クラウンレコードから日本フォノグラム移籍後の第1弾オリジナルアルバム
『 ターニング・ポイント 』 との同時発売でもあった『 季 節 ( シーズン ) 』のB面。

頭サビとキャッチャーなメロディ、ストレートな恋心が強烈なインパクトのA 面と相反する
B 面の失恋ソング 『 独りぼっちの終局 ( カタストロフィー ) 』。

デビュー以来沢田聖子のシングルは、A 面がイルカをはじめとする他の作家による楽曲、
そしてB 面に本人のオリジナルを収録する形式を維持していた。
シングルA 面では、" イルカの妹 " というデビュー時からのキャッチコピーを前面に出し、
なお且つシンガーソングライターとしてのスタイルを崩さない、という事務所の意向があった。

初期クラウン時代のシングルB面は、ソングライターとしての技量はまだまだ拙いながらも
ファンの間では秀作・名曲とされる楽曲が揃っており、今もステージで頻繁に唄われている。
それが8枚目のシングル 『 あなたへのバースディ・カード 』 では、A・B 面共に
安井かずみ・加藤和彦という超一流作詞家とミュージシャンの手による楽曲だった。

続くクラウン時代最後のシングルとなった 『 ドール・ハウス 』 においても、
B 面ではシングルメドレーを収録したため、" B 面の沢田聖子のオリジナル楽曲 " は、
約1年半の間、聴くことが出来なかった。

聖子さんの自作オリジナル楽曲がA面に格上げされたわけでもなかったため、
リリースされたシングルに針を落とし、少し寂しい想いをしたことを憶えている…。

IMG_4563.JPG

約1年半ぶりのシングルB 面のオリジナル楽曲は、ファンにとっても待望の1曲でもあった。
同時発売されたオリジナルアルバムの収録曲に自作の楽曲が少なかったことからも、
『 独りぼっちの終局 ( カタストロフィー ) 』 はシングルB 面でありながら、
リリース当時からファンの間でも愛され、" 隠れた名曲 " と評価が高かった。


当時のファンは、たとえ著名な作家の優れた楽曲より劣る作品であっても、

その時の聖子さんの想いが込められた楽曲を聴きたかった…。

聖子さんの中から生まれてきた詩を…メロディを…

聴きたかった。


その後のフォノグラム時代は、そんな願いが届かず…

聖子さんの後ろ姿を追いかけて…

迷宮の奥深くに…




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コメント 16

シラネアオイ

おはようございます。沢山のnice!ありがとうございます。!!
by シラネアオイ (2011-09-04 08:10) 

せいじ

オリジナルはB面だったんですね…
聖子さんにもファンにも辛い所でしたね。

アーティストに勝手に好きな曲を作らせていくと
クオリティーが下がったり偏ったり仕勝ちです。
レコード会社の意向に沿っていると
そのハードルを越える為にした努力が結ばれて
ヒット曲が出たり名作名曲が出来たりする事もありますね。

バランスが難しい所ですが
でもイメージを押しつけられるのはイヤですね。
by せいじ (2011-09-04 16:27) 

Sasha

「聖子さんの中から生まれた詩を・・・メロディーを
聴きたかった」
・・・すてきなことですね。

好きな人の言葉は特別ですよね。
その言葉を胸に抱く気持ち。
by Sasha (2011-09-04 17:12) 

misa

ほんとに聖子ちゃんは、vegaさんのようなファンに愛されてしあわせですね。
きっと聖子ちゃん、vegaさんのことを頼もしく目を細めて 見ていると思います。
by misa (2011-09-04 18:11) 

アルキメデンティスト

このシングルB面を、特別な思いで聴いていました。詞も曲もぴったりとはまって、胸を締め付けるほどのせつなさを感じました。「色あせた海」「ひとり」「時がいくつ流れても」など、数は少ないけれど、この時期ならではの、自作による「いい曲」を届けてくれた、忘れられない時期でもありました。
by アルキメデンティスト (2011-09-05 01:16) 

イナガキコトブキ

[フォノグラム時代]、待ってました^^;

『 あなたへのバースディ・カード 』『 ドール・ハウス 』...、辛い時期だったでしょう。 この頃のこの2曲は私は遡りファンの為、リアル期に聴いていなかったのですが(クラウン期の終り期)、「少し寂しい想い」、解りますよ。(『ひとりぼっち~』とシングルメドレー、ではね~。)

 この『独りぼっちの~』、まさに『 ターニング・ポイント 』『 季 節 ( シーズン ) 』からのファンですので、私も特別な想いがあります。当時CP-80での弾き語りもよくありましたよね。まだクラウン期からの延長線上の感じもあり、移籍といってもどこか安心感もありましたが、当時は。
 画像、アルバム歌詞カードの、ですよね♡
by イナガキコトブキ (2011-09-05 07:06) 

vega

>シラネアオイさん
こちらこそ、いつもありがとうございます。
by vega (2011-09-05 20:23) 

vega

>せいじさん
そうなんですよね…。
当時の社長でもありプロデューサーでもあった神部和夫さんが、
聖子さんを大きく育てたい…という想いがあったのだろうと思います。
その想いに応えて、聖子さんは大きなアーティストに育ちました。
きっと今も、空の上で見守ってくれていると信じます。

by vega (2011-09-05 20:26) 

vega

>Sashaさん
詩を追いかけていても、本人の綴った言葉には響くものがあります。
好きな人の言葉は、何にも代えられません。
by vega (2011-09-05 20:29) 

vega

>misaさん
コメント、ありがとうございます。
おごり高ぶらず、初心を忘れないで見守って行きます。
また、機会がありましたら…。
by vega (2011-09-05 20:31) 

vega

>アルキメデンティストさん
フォノグラム時代のB面は、この時期にしかない独特な魅力がありますね。
感性鋭く、女性としての魅力に溢れ、アーティストとしてではなく、
一人の女性として聖子さんを見ていました。

どうしても男は女性より子供っぽいので、この時期の聖子さんは大人に見え、
手の届かない存在でもありました。

紆余曲折していた時代、とおっしゃっていますが、
ご自身の謙遜もあるのだろうと思います。
この時期のラヴソングは、名曲が揃っていますから…。
by vega (2011-09-05 20:38) 

vega

>イナガキコトブキさん
レコード会社移籍も、決まるまではファンの間でも喧々諤々でしたが、
いざフォノグラムに決まった後は、さして気にもしませんでした。
それはやはり、聖子さん自身が
「私にとっては、ターニングポイントという訳でもない。」
「レコード会社が変わっても、私のスタイルが変わるわけではない」
と当時おっしゃったことが、ファンに安心感を与えてくれたのだと思います。

フォノグラム時代のB面、また取り上げたいと思います。


by vega (2011-09-05 20:45) 

イナガキコトブキ

こんばんは。
「男は女性より子供っぽいので、この時期の聖子さんは大人に見え、手の届かない存在でも~」
 リアルです、その通りです...(『♪僕などついていけない程のスピード~...』)。聖子さん、この頃から30歳代位までが、やはり女性としての魅力がノッテいた気がしますね、とてもキュートでチャーミングでアダルトです^^;。この時期にブレイクして欲しかった...、気もしますが、簡単なポピュリズムに迎合しなかったのもよし、でしょうか?
 次回のB面、期待しています。(『思い違い』...とか^^;) 


by イナガキコトブキ (2011-09-05 22:25) 

yasuu

当時、付き合いのあった、レコード店の社長に薦められたのが、「シーズン」でした。クラウンの頃はイルカさんの???
ぐらいだったのですが(失礼)、いつの間にか全て揃ってた・・・

私にとって、この時期ほど聴いてたことないかなぁ、そしてSーStudio ?を作ることとなったのです。 つづく・・・?
by yasuu (2011-09-06 00:57) 

vega

>イナガキコトブキさん
20代後半の聖子さんは、ほんとにきれいでした。
キュートでありながら、時折見せる背筋が凍りそうな鋭い視線…。
まるで、小悪魔のような…

この時期に何かヒット曲があったら、違った人生を歩んでいたかもしれません。
もしかしたら、今唄っていらっしゃらなかったかも知れません。
人生はタイミングだな…とつくづく思います。

もちろん今の聖子さんも、魅力的な可愛らしい女性です。
by vega (2011-09-06 19:52) 

vega

>yasuuさん
当時フォノグラムは、ニューミュージック系アーティストのヒット曲を生み出す手法に長けていた会社で、
聖子さんにも、ものすごい販売攻勢をかけていました。
また聖子さんもこの時期は「ドル箱」と業界では言われていたので、
移籍後の期待も大きかったはずです。
専属のバックバンド然り、メディア戦略然り、イベント手法然り…

正直、大ヒット曲がなかったのが不思議なくらいです。
by vega (2011-09-06 19:59) 

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